「とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ」は「超電磁砲」シリーズの出来事を別の視点から描いたものです。主人公は、これまで名前のなかった「縦ロール子」こと帆風潤子。
まだ全4巻のマンガのみと、他の幾度となくアニメされ、コミカライズ化され映画化された、他のとあるシリーズと比較して知名度の浅い作品ではありますが、間違いなく読み応えある作品です。
全巻購入の証拠
我が家の本棚を撮影したものです。アストラルバディは一番右の4冊ですね。
写真下手ですみません…。
あらすじ
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主人公は食蜂派閥のナンバー2にして、奔放な女王に代わって実質的な運営を担う縦ロールの少女、 帆風潤子。天衣装着という大能力(レベル4)の持ち主である彼女は、ある日幽霊の女の子に出会う。常盤台中学で死んだ者などいないはずなのに…
時系列
アストラル・バディの時系列は大覇星祭編の後で、天賦夢路編を食蜂サイドから描いたものになります。天賦夢路編後は獄門開錠編が始まりますが、そちらについてはアストラル・バディに収録されていません。
それぞれが描かれている主な作品は以下の通りです。(参照)
大覇星祭(だいはせいさい)編
- 超電磁砲(マンガ)8~10巻
- 禁書目録(小説)9~10巻
- 禁書目録(アニメ)2期8~13話
天賦夢路(ドリームランカー)編
- 超電磁砲(マンガ)11~13巻
- アストラルバディ(マンガ)1~4巻(完結済み)
獄門開錠 (ジェイルブレイカー) 編
- 超電磁砲(マンガ)14巻~最新巻
なお、とあるシリーズ全体を通した以下の話の時系列については以下の記事をご覧ください。
本編との関連性
- 蜜蟻愛愉(「新約 とある魔術の禁書目録 11」で主に登場) が幼少期所属していた研究室での日常
- 白井黒子の風紀委員研修時代からの成長
- 食蜂操祈がインディアンポーカーを危険視する( 「超電磁砲11~13巻」 )理由
以上がアストラル・バディには描かれています。
魅力
- 「禁書目録」や「超電磁砲」には登場しないキャラクターが見られる
- 白井黒子の風紀委員の同僚が登場し、常盤台中学での活躍が描写
- 弓箭猟虎の妹が登場、彼女が暗殺者となったきっかけ、幼少期が描かれる
- 才人工房で行われたエクステリア計画の前身、内部進化(第3研究室)での日常描写
- 蜜蟻愛愉のとある計画の一端が描かれている
- 食蜂が派閥の皆に慕われている理由が少しわかる
などなど挙げればキリがないですが、主な魅力はこんなところです。
帆風潤子の黒歴史的な過去や、食蜂がなぜインディアンポーカーをあんなに危険視するのか、など「超電磁砲」では描き切れない物語の裏側が描かれています。
「超電磁砲」の世界をより詳しく知りたい人、食蜂さんとその派閥メンバーが大好きな人には特に読んでほしいシリーズです!
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また、食蜂さん自身がメインの外伝もあります。併せておすすめです。
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