USBの規格は端子がTypeCのものに限っても6つ。データ転送速度やPD充電に対応しているか、映像は伝送できるかなど様々な違いがあります。しかし、悩む必要はナシ!全ての機能を内包したThunderbolt 4対応のケーブルを買えば不便な思いをせず、長く使い続けることができます。
その理由とおすすめのThunderbolt 4対応TypeCケーブルをUSBとThunderboltの規格を解説しながら紹介します。
忙しい人用の結論:Thunderbolt4を買うべきか
簡潔にThunderbolt4についてまとめると、Thunderbolt4規格には次のような特徴があります。
- 既存のTypeC規格全てに対して互換性をもつ
- あらゆるTypeC端子の規格中もっとも通信速度が早い
- 最新のUSB規格「USB4」や既存のThunderbolt規格「Thunderbolt3」に対して完全な下位互換性をもつ=Thunderbolt4の方が上位
Thunderbolt4は具体的に何ができるのか、何がすごいのかについては以下通りに。
- 40Gbps (5GB/s) の双方向データ通信
- 4K60Hzの映像を同時に2つ出力
- 4K144Hzの映像を1つ出力
- 8K60Hzの映像を1つ出力
- 最大100Wの給電(USB PDに対応している場合(ほぼ全商品対応してる))
Thunderbolt4はそのケーブルが高性能であることを保証するため、販売前に製品が規格を満たしているかチェックする認証システムがあります。
この認証を取得した優れた商品で、USB PDという100Wまで充電できる規格も満たしたのがこの製品です。
Thunderbolt 4が最強なワケ~USB3以降の規格との比較~
USB3.0以降のUSB規格をまとめました。この表をじっくり見る必要はありません。
要するに「USB4 Gen 3×2」という規格がUSBの最新にして最速の規格であることだけわかっていただけたら十分です。後方互換性があるので、「USB4 Gen 3×2」のケーブルを、例えば「USB2.0」以前にしか対応していない機器との接続に利用しても一切の不具合なく使用できます。(転送速度などの特性はUSB2.0準拠の遅さになるけどそれは仕様だから仕方ない)
バージョン 仕様公開 | 転送速度 | 端子 | 給電規格 |
---|---|---|---|
【USB3.0】 (=USB3.1 Gen1) (=USB3.2 Gen1) 2008年11月 | 【SuperSpeed】 5Gbps 625MB/s | USB-A(3.0) USB-B(3.0) Micro-B(3.0) TypeC | 【USB3.0】5V/900mA (4.5W) 【USB BC】5V/1.5A (7.5W) 【USB Type-C】5V/3A (15W) 【USB PD】 最大100W |
【USB3.1 Gen2】 (=USB3.2 Gen2) 2013年8月 | 【SuperSpeed+】 10Gbps 1.25GB/s | USB-A(3.0) TypeC | 【USB3.1】5V/900mA (4.5W) 【USB BC】5V/1.5A (7.5W) 【USB Type-C】5V/3A (15W) 【USB PD 】最大100W |
【USB3.2 Gen1x2】 2017年9月 | 【SuperSpeed+】 10Gbps 1.25GB/s | TypeC | 【USB Type-C】5V/3A (15W) 【USB PD】 最大100W |
【USB3.2 Gen2x2】 2017年9月 | 【SuperSpeed++】 20Gbps 2.5GB/s | TypeC | 【USB Type-C】5V/3A (15W) 【USB PD】 最大100W |
【USB4 Gen 2×2】 2019年9月 | 20 Gbps 2.42 GB/s | TypeC | 【USB Type-C】5V/3A (15W) 【USB PD】 最大100W |
【USB4 Gen 3×2】 2019年9月 | 40 Gbps 4.85 GB/s | TypeC | 【USB Type-C】5V/3A (15W) 【USB PD】 最大100W |
次に、コチラの画像を御覧ください。
Thunderbolt 4という規格は完全にUSB4の上位互換であるということがわかります。
また、この記事よりインテルが公式に「Thunderbolt 4ケーブルは、全てのUSB Type-Cケーブルの規格の上位互換である」と明言していることがわかります。
つまり、Thunderbolt 4という規格は、最新にして最速のUSB規格USB4の完全上位互換の規格であるということです。
もちろんthunderbolt3など、既存のthunderbolt規格との後方互換性を維持しつつ、thunderbolt3より優れた性能です。
(USB4がthunderbolt3の完全上位互換規格のため、今thunderbolt3を買う意義はありません)
Thunderbolt 4 ケーブルでできること一覧
- 40Gbps (5GB/s) の双方向データ通信
- 4K60Hzの映像を同時に2つ出力
- 4K144Hzの映像を1つ出力
- 8K60Hzの映像を1つ出力
- 最大100Wの給電(USB PDに対応している場合(ほぼ全商品対応してる))
【続報】thunderbolt4は決して未来の規格じゃない!
2021年発売のMacBookにて、thunderbolt4ポートが3つ搭載されました。
現行で使用される「最新」の規格となりました。
もはやthunderbolt4は「未来」の規格ではありません。
thunderboltは必要かと問われれば、買って後悔はないと断言できます。
なお純正の価格はヤヴァいOrz
Amazonで買うなら1mで2000〜3000円台で買えるのでこれは流石に……
なお補足すると、thunderbolt4に「pro」というオプション規格はありません。
「thunderbolt4 pro」という規格のケーブルではなく、「thunderbolt4」規格をもつ「Appleのproケーブルシリーズ製品」ということです。
まとめ~この記事で覚えて欲しい1文~
おすすめの Thunderbolt 4 ケーブル
短いタイプのおすすめケーブル
USB PDという100Wの給電にも対応した、認証取得済みのThunderbolt4ケーブルです。
80cmと1mの2タイプがありますが、性能に違いはありません。
長いタイプのおすすめケーブル
上にあげたケーブルと性能は全く同じ。USB PDの100W給電にも対応してる認証済ケーブル。
2mあるので、迷ったらこっちにするのがオススメ!
ちなみにこれはブラックフライデーでなどのセールで25%程度割り引かれるので、セール期間中なら特におすすめです。
耐久性に優れた壊れにくいものでもあります。
まとめ~オススメのThunderbolt4ケーブル~
それでは、Thunderbolt 4 ケーブルを手に入れて規格に惑わされない快適な生活を!
こちらもご覧ください