とあるシリーズの代表作のひとつ「とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲」は、マンガが原作で、3度にわたって2クールアニメとして放送されている大人気の作品です。
マンガ版とアニメ版の良い点・悪い点を、アニメを全話視聴し、マンガを全巻を購入したうえで詳しく解説します。
全巻購入の証拠
ウチの本棚をそのまま撮りました。暗くなってしまいましたが…。

とある科学の超電磁砲~マンガ版~
良い点
- たまに、収録されている各話の間におまけの四コマ漫画
- キャラの能力や所属などの解説ページ
- はいむら きよたか(原作挿絵、超電磁砲キャラデザイン担当)のイラスト
- 巻頭のカラーページ
- 巻末に他のマンガ家さんからの『〇〇巻発売おめでとう』イラスト
- カバー裏におまけ漫画
- 未映像化の話が読める
- 毎月連載
- 安い(BD、DVDと比べて)
おまけの四コマ漫画は、クスリと笑ってしまうような話が多いです。
また、巻頭カラーページのイラストの一部は、BD&DVDのフロント絵に採用されています。
『〇〇巻発売おめでとう』イラストは、巻によっては3、4枚描かれており、様々な作風で超電磁砲のキャラが描かれているため眺めるだけで楽しめます。それだけを集めた画集が欲しいくらいです。
体感としては、食蜂操祈のイラストが多いように思われます。これは嬉しい!(私は食蜂推しゆえに。)
マンガ版、アニメ版の収録エピソードの違いについてはこちらをご覧下さい。違いを簡潔にまとめているところに飛びます。
悪い点
- 電撃使い(御坂美琴)、空間移動(白井黒子)などの能力は、紙媒体だと描写に限界
- 漫画には未収録の話がある(アニオリのエピソードが入ってない(そりゃそうだ))
- 日常描写が少ない
戦闘描写は、完全にアニメに軍配が上がります。電気関係、空間移動の能力は特に、マンガよりアニメのほうが臨場感があります。
とある科学の超電磁砲~アニメ版~

良い点
- 激しい動きのシーンの臨場感
- 評判の良いオープニング・エンディング曲
- 日常編がある
- オリジナルエピソード収録(主に1期ごとに後半1クール分)
- 台詞が声付き
激しい戦闘シーンは間違いなくアニメの方が楽しめます。
個人的には、「とある魔術の禁書目録」のアニメよりも電撃系の描写は高品質に感じます。「とある科学の一方通行」に電撃描写はないため、とあるシリーズ上、最も質の高い電撃描写ということになります。電撃使いが主人公ということで、制作陣が張り切ってくれたんでしょう、ありがたい!
オープニング・エンディング曲は、曲だけでも素晴らしいですが映像つきだとたまりません。
漫画だけでも十分楽しめますが、声が付いているとより面白いです、特に白井黒子。
ちなみに、ノンクレジットOP・ED付きのベストアルバム「とある科学の超楽曲集―特装版―」というのもあるので、曲いいなと思ったらいかがでしょう。私はもちろん買いました。最高ですね。以下に一応証拠も載せときます。右のは禁書目録版のベストアルバム(とある魔術の楽曲目録)です。

悪い点
- 話の展開が(漫画と比べると)遅い
- 未アニメ化のエピソード多数
- 高い(BD-boxを想定)
とある実験関連施設を破壊する、という話が何話も続くところなど進行の遅さがあります。
ただ、戦闘の多めな漫画版に比べ日常パートの尺もしっかりとっているため、日常も見たいという方にはおすすめです。
2020年冬期「とある科学の超電磁砲T(3期)」が放送され、さらに多くのエピソードが映像化されましたが、超電磁砲のマンガ14巻以降に収録されている獄門開錠編などは未だアニメ化されていません。(参照)
まとめ

- おまけの四コマ漫画・イラスト・未映像化の話→漫画がおすすめ
声優・OP/ED曲・オリジナルエピソード・戦闘シーン→アニメがおすすめ
ちなみに、私はアニメから入りました。具体的には、アニメ1期2期→マンガ1~13巻→アニメ3期→漫画14巻以降、の順番で見ました。
最初に1話でもアニメを見ておくと、マンガのセリフを脳内再生できて楽しいです。
アマゾンプライムで見れるので加入してる方は是非!
さらに深くとあるシリーズの世界を知りたくなったら、原点である原作「とある魔術の禁書目録」を読んだり見たり、気が向いたら「とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ」を読んだりしてみてください。
アストラルバディの位置づけに関してはコチラを参照してください。
とあるシリーズにどっぷり浸かった側でお待ちしております。
超電磁砲と同じく常盤台中学を舞台にした新たな外伝が始まりましたのでこちらもじきに扱うかもしれません。